ふやせば、減らせるんだって!

  • 住友林業
  • アスクル
  • Oriberry

なんでコーヒー?

私たちのテーマは、「ふやせば、減らせる!」
森をふやす、仕事をふやす。
そうすれば、温室効果ガスを減らすことができる!
という仕組みです。

私たちは、これまでにも

ベトナム北西部ディエンビエン省の山村で、JICAとともに《REDD+実証活動》※に参加し、森の保全や村人の生計向上支援を行ってきました。

※ 2012〜2015年の活動はコチラ! 住友林業 × アスクル × ヤンマー +JICA協力

この民間企業が参加したREDD+実証活動は、2015年にひと区切りを迎えました。

さらに、前進するために

「引き続きディエンビエンを支援したい!」その手段として「村びとの仕事をふやし、価値ある“商品”をこの地域から生み出せないか?」と考えました。
それが、コーヒー豆でした。《森をまもるコーヒー》です。

ベトナムは、世界第2位のコーヒー生産国

ディエンビエン省でのコーヒー栽培を成功させ、その商品をベトナム国内外の流通につなげられたら素晴らしいことです。
そして2015年4月。コーヒー栽培にチャレンジするデモ農家をみつけ、今回の活動《森をまもるコーヒーProject》が本格的にスタートしました。

\仲間をいつでも募集中/

《 森をまもるコーヒーProject 》を
さらに前進させるために
さまざまな方の知恵や力が必要です!
どんなことでもお気軽にお問い合わせを!

Now all we need your help.

参加協力会社、パートナー(2016年3月現在)

  • 住友林業
  • アスクル
  • Oriberry

今回のProjectにも、JICAから力強いアドバイス!

今回のProjectでも、JICA専門官から生計向上の手段として、コーヒー栽培に可能性があるというアドバイスをいただきました。また、ベトナム現地での協力企業「Oriberry:オリベリー社」とのご縁をつないでくれたのもJICAでした。

コーヒーデモ農園のご紹介

私たち民間企業が支援するデモ農園は、ベトナム北西部ディエンビエン省のMuong Phang郡(ムーンファン・コミューン)にあります。

デモ農園を営む、Phinさん一家!

広さは約2,000m2。ベトナム国内のコーヒー栽培にも詳しいOriberry:オリベリー社が、栽培・加工・販売にいたるまでを1年かけて指導しています。
2015年初年度は、カティモールという品種を植えました。

Phinさんの家族

Phinさんと、指導にあたっているオリベリー社のPhoungさん

家族みんなで苗木植え

技術交流をふやせば、生産量もふやせます!

私たち3社の長期目標は「地域全体をちょっとしたコーヒー名産地に育てること」。そのためには、デモ農園だけでなく、周辺のコーヒー栽培農家とも連携をはかり、技術交流を深めていくことが大切です。結果、生産量もふやせるわけです。

近隣コミュニティのコーヒー栽培農家であるHoaさんやオリベリー社のPhuong夫妻が、枝葉の剪定方法を指導中。
良質な実を収穫するために、剪定は欠かせない作業です。

くねくねと植えられていた苗木を、まっすぐに植え直し!

こうすることで、その後の木の手入れや、収穫の効率化につながります。さらに、列と列の間には大豆を植えました。大豆の根は、コーヒーの木の成長に欠かせない、土壌中の窒素を固定する役割を果たしてくれるのです。

Before

After

自家製の堆肥づくりをスタート!

当初、肥料は購入して使う計画でした。しかし、肥料購入のためのお金が尽きてしまったら続けられないかも…?そこで、Phinさんが以前から飼っていたヤギの糞を利用した堆肥づくりを指導しました。自家肥料の循環システムです。

糞が集めやすい構造のヤギ小屋も完成!ヤギは只今お散歩中…

コーヒーチェリーの皮むきマシンを購入!

コーヒーチェリーと呼ばれる、赤く熟したコーヒーの実の外側の皮を取り除くことをパルピング(Pulping)といいます。収穫をひかえて、他の地域で採れた実を使ってパルピングの練習中。

こんなふうに果肉が潰れた状態になります。

2015年冬、初収穫に成功!

ディエンビエン地域のコーヒー収穫期は12〜1月。Phinさんの農園も、2015年に初めての収穫期を迎えました。摘みとったコーヒーチェリーは、パルピング⇒水洗い⇒天日干しを経てコーヒー生豆に。そして生豆は、オリベリー社が全量買い取りました。

コーヒーチェリーが生ってきました。

赤く色づいてきました。

皮むきした生豆を水洗いして、プールに浸すこと8時間。
生豆のまわりに付いている果肉を取り除く工程です。

水洗いの次は、天日乾燥。パーチメントという外皮が付いた状態の生豆ができあがります。

商品化に向けて、サポートを続けています!

2016年4月。今は実験段階ですが、ムーンファン・コミューンで収穫されたコーヒーが、シングルオリジンコーヒーとして製品化されました。より高い品質基準のクリアや生産量の追求など、まだまだ改善の余地があるとはいえ、香りもよく、商品ポテンシャルは高いと期待されます。
私たちは、ビジネスを通じて地元農家を支援するという方針を持つベトナムのオリベリー社とともに、「デモ農園」で収穫されたコーヒーの商品化を目指し、そして1日でも早く日本の皆さまにお届けできるよう、品質向上や量産体制のサポートを続けています。

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